舞台裏でディティールを。ロール表沙汰 45[守]伝習座

2020/06/07(日)01:00 img
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45[守]伝習座の最後のステージは「松岡校長×康代学匠対談」。

 

詳細は後日公開予定だが、松岡校長は「康代さんが徹底的にこれを40分やり続けたことで、ディティールがアジールを超えている。もはや達人だね」と交わす場があった。

 

「僕はプラトンをやるときも寺田寅彦をやるときも、ディティールを徹底的にやる」と松岡校長はいう。

 

ここではオンラインの裏側で超部分を支える「ロール」を表沙汰。

 

ドキュメンタリープロジェクトの最前線

後藤由加里師範(左)と林朝恵師範(右)

 

オンラインとリアルをつなぐ見えない命綱

衣笠純子師範代(右)と伊藤有希スタッフ(左)

 

モニターと音声のライブリミックス

穂積晴明デザイナー(右)と松岡正剛事務所の西村俊克スタッフ(左)

 

松岡校長「鈴木康代にしかできなかったことをドキュメントにして欲しい」

植田フサ子師範(右)と梅澤奈央師範代(左)

 

群島スタジオの瀬を映像でつなぐ

池田かつみ師範代(上)と森本研二師範代(下)

 

伝習座の総監督 小森康仁ディレクター(右)

松岡正剛事務所の寺平賢司エディター&マネージャー(左)

 

松岡校長「編集には『よく気が付いて相談ができる相手』が必要。僕にとってその一人」

吉村堅樹林頭(奥)

 

今日は進行チェックとチャット発信ロールを。

田中晶子所長(左)。右手は佐々木千佳局長

 

タイムキープと進行管理で支える八田英子律師

 

松岡校長「紫陽花は所長に頼みました。どこにどう置くのか。これがもうお題なんです

  • 上杉公志

    編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。