この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静をお伝えしていきます。
イシス編集学校で学ぶ皆さんが参加できるアクティビティも多数。読んでみたい記事や新刊にまつわる情報も満載。
ぜひチェックしてみてください。
今回は2025年4月半ば以降の情報をお届けします。
・「ISIS co-mission」とは? https://es.isis.ne.jp/isis-co-mission
・校長・松岡正剛とISIS Co-missoinの情報をまとめて読むには? https://eel-dev.sakura.ne.jp/mast/matsuokaseigo-isis-co-mission-info/
■2025年4月12日(土) 田中優子氏、メディア掲載
江戸を知る!江戸文化研究家・田中優子さん『蔦屋重三郎と江戸文化』音声教養メディアVOOXにて、配信開始!(PR times)
■2025年4月12日(土) 武邑光裕氏、メディア掲載
武邑光裕の新・メディアの理解⑨ 意識の擬態化とAGI(遊刊エディスト)
■2025年4月15日(木) 大澤真幸氏、メディア掲載
なぜ”ならず者”が英雄になるのか…社会学者がトランプという破壊現象に見る「人間社会の闇の奥」(プレジデント・オンライン)
■2025年4月15日(火) 大澤真幸氏、登壇情報
オンライン配信:【対談】宇野常寛×大澤真幸 「人類はプラットフォーム支配から自由になれるのか?」(courrier.jp)
■2025年4月16日(水) 田中優子氏、メディア掲載
大河ドラマ『べらぼう』と吉原及び現代の女性差別 田中優子[江戸文化研究者](Yahoo news)
■2025年4月19日(月) 大澤真幸氏、メディア掲載
なぜトランプ大統領が”道徳の最後の砦”になるのか…普通のアメリカ人が陰謀論を信じてしまう背景(プレジデント・オンライン)
■2025年4月20日(日) 田中優子氏、メディア掲載
<大江戸残照トリップ 田中優子さんと歩く>(16)品川 伝わる宿場の息遣い(東京新聞、有料記事)
■2025年4月19日(月) 大澤真幸氏、メディア掲載
忘れられた存在から「天皇陛下万歳」の特攻へと至る、日本型ファシズムの不思議 朝日新書通巻1000号記念対談 大澤真幸×片山杜秀 トランプ的世界とファシズムを読み解く(AERA Digital)
■2025年4月21日(月) 津田一郎氏、YouTube掲載(イシス・チャンネル)
イシス編集学校の数学を考える 津田一郎さん【ISIS co-missionハイライト】(YouTube)
■2025年4月22日(火) 大澤真幸氏、メディア掲載
■2025年4月23日(水) 田中優子氏、メディア掲載
知る人ぞ知る”正解”のないオンライン学校「イシス編集学校」の秘密とは。現学長・法政大学元総長の田中優子も驚いたメソッドの裏側(PR times、イシス編集学校により配信)
■2025年4月24日(木) 大澤真幸氏、登壇情報
■2025年4月24日(木) 田中優子氏、メディア掲載
管理型マネジメントから脱却。“一人ひとりの可能性を引き出す”イシス編集学校の「師範代」の正体と「指南」という方法(PR times、イシス編集学校により配信)
■2025年4月26日(土) 宇川直宏氏、メディア掲載
■2025年4月26日(土)井上麻矢氏、こまつ座メディア掲載
風間俊介ら出演、こまつ座「フロイス -その死、書き残さず-」WOWOWで放送・配信(ステージナタリー)
■2025年4月26日(土) 大澤真幸氏、登壇
朝日カルチャーセンターで「現代社会論 大澤真幸ゼミナール」の講座を開催(osawa-masachi.com)
■2025年4月28日(月) 田中優子氏、メディア掲載
今日の視角 軽井沢風越学園(田中優子)(信濃毎日新聞デジタル、有料記事)
■2025年4月28日(月) 武邑光裕氏、YouTube掲載(イシス・チャンネル)
「遅延」が常識に対する対抗策になる 武邑光裕さん【ISIS co-missionハイライト】(YouTube)
■2025年5月2日(金)井上麻矢氏、こまつ座メディア掲載
堤真一 × 山田裕貴『木の上の軍隊』第2弾予告編&新場面写真4点が解禁!(fan’s voice)
■2025年5月2日(金) 田中優子氏、井上麻矢氏、YouTube掲載(イシス・チャンネル)
こまつ座代表 井上麻矢 × イシス編集学校学長 田中優子 short1「たくさんの人に体験してもらいたい人間らしい学び」(YouTube)
short2「方法の学校は、ここしかない。世界で唯一の学校」(YouTube)
short3『父と暮せば』を交わす。方言にある「ことばの力」(YouTube)
■2025年5月2日(金) 鈴木健氏、書籍解説
■2025年5月4日(日) 田中優子氏、メディア掲載
学校に自由を 田中優子・法政大学名誉教授・前総長(東京新聞、有料記事)
■2025年5月7日(水) 今福龍太氏、メディア掲載
月刊『地平』連載:「いくつものフォルモーサへ(第5回)アフリカという新たなユートピア」(chiheisha.co.jp)
■2025年5月10日(土) 鈴木健氏、メディア掲載
■2025年5月12日(月) 大澤真幸氏、メディア掲載
■2025年5月12日(月) 大澤真幸氏、ラジオ出演
特集「民主主義はどこに向かうのか?」(ゲスト:大澤真幸さん)(TBSラジオ)
■2025年5月14日(水)井上麻矢氏、こまつ座メディア掲載
堤真一・山田裕貴 W主演『木の上の軍隊』モデルとなった“2人の兵士”の真実! – Astage-アステージ-
■2025年5月16日(金)津田一郎氏、メディア掲載
津田一郎の『千夜千冊エディション』を謎る① 『心とトラウマ』に西洋と東洋のAIDAを謎る(遊刊エディスト)
■2025年5月22日(木) 武邑光裕氏、ISIS Festa登壇
【5月22日参加募集中!】ISIS FESTA SP多読アレゴリア・武邑光裕篇 「記憶の地図と書物の新世紀」~21世紀のアルスとムネモシュネアトラスへ~)(遊刊エディスト)
お申込はこちら
■2025年5月29日&6月26日 大澤真幸氏、登壇
朝日カルチャーセンターで「「世界史」の哲学」の講座を開催(osawa-masachi.com)
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◆随時 宇川直宏氏、ライブストリーミング
以上、2025年5月「ISIS co-mission DO-SAY」をお届けしました。
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
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【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。