この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

「よみかき探Qクラブ」は、愉快に生きるための言葉・心・体をつくる方法をブラッシュアップし、伝えていく場です。ただいま、夏の読み・書き・学ぶ探Q人を大募集中です。
「読む」「書く」を続けるコツは、読み手がいること、書く場所があることです。
クラブはそんな場を目指しています。
そしてこのモデルを、家庭や学校、学びの場に広げていきたいと考えています。
よみかき探Qクラブは、ナビ役・書民(しょみん)が全16クラブ中最も多いのが特徴です!
書民の横顔を紹介します。
【凡例】①担当領域 ②今読んでいる本、これから読みたい本 ③これから書きたいこと
◆小心な面白がり屋な九天玄氣組組員・石井梨香
①8つのQ
②九天玄氣組20周年の雑誌づくりに向けて九州関連本を読んでいます。今日は「蒙古襲来」。
③やったことを書いて残したい。
◆プレーリヤカーをひく理学療法士・得原藍
①よみかき編集ワークナビ
②破の課題本を読み返し、ゆっくり『1984』ジョージ・オーウェル。『おおきな木』の原文・訳者違いで3冊並行読み→みなさんとやりたいです。
③「書く」ことそのものに向かわねば・・・と思いつつ、記憶のテプポを書きたいです。
◆ストレスがすぐに体調に表れる編集者・景山卓也
①かげやまヒビ
②『ケアと編集』白石正明
③2期で続けた日記「かげやまヒビ」も続けたいけれど、日記を生かしてエッセイを仕立ててみたい。
◆いよいよ本を作りたい編集かあさん・松井路代
①共読の部屋
②『あんぱんまん』『あんぱんまんとばいきんまん』『アンパンマンの遺書』やなせたかし
③全国あちこちのイシス人と会って話して、交わしたことを書きたい。
◆バンカーっぽいパタンナー・長島順子
①千夜千冊共読会ナビ
②百年文庫55『空』北原武夫、ジョージ・ムーア、藤枝静男
③人が服を作ってそれを纏うまでのプロセスをリバース・エンジニアリングした読みもの。
◆「こくご」は好きじゃないと言う小2の母・上原悦子
①コメント
②『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』今井むつみ、『#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』大塚あみ
③仕事人としては、ことばが伝わることに関心があります。
家庭人としては、妨げられない学びに関心があります。
◆瀬戸内あたふたQAテスター・浦澤美穂
①コメント
②『科学コミュニケーション』岸田 一隆
吉野陽子さんは多読スペシャル「杉浦康平を読む」の師範代を務めるため夏ラウンジではお休みとなります。
〜〜
書民、クラブメンバーQ人ともに、それぞれにしっくりくるQの字で二つ名を持っています。
弓人、鳩人、求人、亀人、九人、休人、穹人、毬人、烋人、汲人、灸人、嗅人、急人、究人・・
これから、どんな未知のQに出会えるのか、とても楽しみです。
まりのように弾んで、あちらこちらに出没したい毱人・北條玲子さんの視点で見たクラブの景色です。
懐かしの48字新幹線電光ニュース短文モードです。
文学フリマにクラブ内のエッセイ連載とイドバタトーク。2025春のよみかき探Qクラブで、書く場所を発見!
Q人・北條玲子さん。感門之盟in京都にて
感門之盟では、書民とQ人、大人と子どもごちゃ混ぜで「おおきなかぶ」を演じた
求ム!愉快な探Q人
多読アレゴリア2025夏 よみかき探Qクラブ
書民:景山卓也、得原藍、吉野陽子、松井路代、石井梨香、浦澤美穂、上原悦子、長島順子
【定員】30名
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
文:松井路代
アイキャッチ画像:よみかき探Qクラブ×山内貴暉
募集開始★多読アレゴリア 2025・夏スタート!!!!!!!
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▼大河ばっか!
▼EDO風狂連
▼よみかき探Qクラブ
8人の書民の横顔をたくさんのQ
▼終活読書★四門堂
イドバタ瓦版組
「イシス子どもフィールド」のメディア部。「イドバタイムズ」でイシスの方法を発信する。内容は「エディッツの会」をはじめとした企画の広報及びレポート。ネーミングの由来は、フィールド内のイドバタ(井戸端)で企画が生まれるのを見た松岡正剛校長が「イドバタイジング」と命名したことによる。
【よみかき探Qクラブ】夏メンバー大募集!愉快に生きるための「読み」「書き」をヒビに挟もう
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こんにちは。よみかき探Qクラブ・ナビ役”書民” の一人、浦澤美穂です。 「よみかき」のはじまり 5歳の娘、みっちゃんが最近鉛筆を持ってひらがなを書きたがるようになりました。 絵本を持って […]
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。