イシス、ハタチ。

2020/06/01(月)22:27
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本日、イシス編集学校が20歳になりました。

編集稽古に答えた人、指南した人、
全員のおかげ以外のなにものでもありません。

なぜといえば、この学校が伝えてきたのは、こうして交わされなければ影も形もなくなってしまうものだからです。

 

この「面影バトン」を繋いだ各期代表45人の師範代の言葉をもとに開校からの20年が一連の姿になりました。

各期に配された数字ロゴのとおり、危うさも絶好調も、滋味も切実も、温度も律動も、当時の世情以上にいろいろです。

つまりは「生きた学校」の証となっております。

 

「◉同時代千夜千冊」をみると、イシス黎明期にすでに1000夜。

“世界一速い校長”松岡正剛は、この学校の生みの親ながらうしろから見守る存在ではないようです。

「本や学校をこんな格好にした人はいない」。期を超えて師範代達がそんなおどろきを交わし合っているようでもあります。

 

ぜひごらんいただき、

次のバトンを、その手に。

 

● イシス編集学校20周年企画 Webページ

 

 

 ー・ー・ー・ー・ー

  20周年企画 進行中 

 ー・ー・ー・ー・ー

 

オンライン・ツアー、6月は毎週開催!

 

家族割、秋期も実施します

 

 

  • 佐々木千佳

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。