【ほんのれんラジオ:やる気3】ご褒美あればホントに「やる気」出る?『不合理だから うまくいく』を読んでモチベスイッチのありかを探ってみた。

2025/04/10(木)08:00
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。

 

ほんのれんvol.25の問いは、「”やる気”出さなきゃ?〜自分みがきor自分なくし〜」です。

今回は行動経済学!

『不合理だからうまくいく一行動経済学で「人を動かす」』ダン・アリエリー(著) 櫻井祐子 (訳)を読んで、「やる気」が出たり出なかったりするメカニズムの謎に迫ってみました。

 

ご褒美があればホントに「やる気」出る?『不合理だから

うまくいく』を読んでモチベスイッチのありかを探ってみた。

 

エピソード目次

 

告知/「やる気」文化/岡本太郎マグネット/頑張れるご褒美ってなに?/全てが終わったらご褒美にハーゲンダッツクリスピーサンドを食べよう/報酬を上げればうまくいく?/大富豪「あなたが三日以内に独創的な研究のアイデアを持ってきたら1000万円あげましょう/「やる気」は他者にも作用される/人間は報酬だけで動いているわけではない/モチベーションをあげてくれる人が必要/人はプレッシャーに弱い/合理的な人間とは?

 

▼今月の旬感本

 

 

・『アメリカは自己啓発本でできている-ベストセラーからひもとく-』尾崎俊介(著) 平凡社 2024

・『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか-バーンアウト文化を終わらせるためにできること-』ジョナサン・マレシック(著)吉嶺英美(訳) 青土社 2023

・『不合理だからうまくいく-行動経済学で「人を動かす」-』ダン・アリエリー(著)櫻井祐子(訳) 早川書房  2014

・『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩(著) 2024

・『「おのずから」と「みずから」-日本思想の基層』 竹内整一(著) 筑摩書房 2023

 

 

 

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。