この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

\扉を開けたら、発想が広がる世界/
2025年春、福岡にてイシス編集学校指導陣による編集ワークショップを実施します。
イシス編集学校はオンラインで「編集を学ぶ」学校です。編集というと雑誌やテレビの仕事というイメージですが、編集学校では、料理もスポーツもお祭りも、人生だって編集できるとみなします。
来たる4月20日(日)、オンラインを飛び出してご用意したのは、珈琲や福岡に抱いているイメージを言葉にし、編集学校の方法を使うことで、発想を広げネーミングやイベントの企画まで体験できるワークショップです。ご自身も気づかなかった発想力・企画力に出会えます。
新しい自分に一歩踏み出したい方、警固2丁目のイエナコーヒーでお待ちしています。
【福岡:「伸ばそう!発想力と企画力~珈琲の香りとともに】
■日 時:4月20日(日)14:00-16:00
■会 場:イエナコーヒー イベントスペース(福岡市中央区警固2-15-20)
■定 員:先着12名
■参加費:1名1,500円(税込)
*当日会場で現金にてお支払いください。
■ナビゲーター:
イシス編集学校
師範代 寺田悠人、小湊倫子、三苫麻里
師範 石井梨香
参加申込はこちらから(事前のお申し込みをお願いします)
イシス編集学校 エディットツアーJapans
2025年、イシス編集学校は開校から25年の節目を迎える。日本ISIS化を目指し、ISISエディットツアーJapansが、全国津々浦々で群島的編集力を引き出していくべく編集フェスを開催、乞うご期待。
【エディットツアーJapans 福岡レポート】 発想力を伸ばす方法はすぐそこに
久し振りの開催となった福岡での編集ワークショップ。「いつもと違う思考を取り入れたい」「編集というものに触れてみたい」。そんな動機で集まった9名が、福岡とコーヒーを結ぶ企画づくりに熱中した。 「いきなり」の効能 最初のワー […]
とみ山の神の社にひと集ふ【エディットツアーJapans 奈良】レポート
エディットツアーJapans in 奈良「万葉浪漫・短歌をつくって編集を学ぼう」にご参加いただいた皆さん、素敵な場所をご提供いただいた等彌(とみ)神社の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。 サポートとして準 […]
お寺に「らくがき」するように —愛知・エディットツアー『お寺で学ぶ編集術のいろは』レポート—
如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし 師主知識の恩徳も ほねをくだきても謝すべし 2024年9月に開催された愛知のエディットツアー「お寺で学ぶ編集のいろは」は、恩徳讃に見守られながら始まった。親鸞聖人が仏の […]
【奈良11/9(土)】エディットツアーJapans 万葉浪漫・短歌をつくって編集を学ぼう
あなたの街で、方法を学ぶただ一つの学校・ISIS編集学校 編集ワークショップがリアル体験できます。 何かを話したり書いたりするとき、あなたの頭の中では何が起こっているのでしょう? この「何か」をあなたが自由 […]
【エディットツアーJapans 滋賀レポート】いないいないばあ、近江!
昔ながらの街並みを残す北国街道からBIWAKO PICNIC BASEの看板を見つけて暖簾をくぐると、思いのほか広い空間があらわれる。高い天井に梁が巡り、奥には中庭がある。2024年9月7日(土)15名ほどが、この場に […]
コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。