エディスト編集部のイチ推しセレクション [2025年1月]

2025/01/22(水)08:30
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公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。

 

今回は、2024年12月に公開された記事の中から選ばれた記事をご紹介します。それでは、さっそく先月の推しキジ、発表~です!!

 

    • 1チーム渦:大濱’s 推しキジ! 
    •      ー ”耳”でPick!

 

【ほんのれんラジオ番外編】(あと1回で)100回記念!!おすすめエピソード紹介&Podcast Weekendで出会ったオススメ番組のご紹介!★重大ニュースもあるよ

2021年7月に、遊刊エディスト上でいきなり始まった聞くメディア、「オツ千」から約2年後に誕生した「ほんのれんラジオ」です。ほんのれん編集部のはるにゃさん、ニレさん、おじーさん、ウメコさんの女性4名のほんわかボイスが、脳を柔らかくリラックス(油断)させたところに、それぞれがドキリとするような本の読みを展開させてくれます。この緩急たるや、やみつきファンも多いことでしょう。12月に100回記念と題して収録された番外編は、実は99回だったと収録後に気づくド天然っぷりもチャームの一つです。「ほんのれん」が毎月取り上げる本や旬感ノートを手に、一人で黙読したり考えている時には気づかない、ノイズや思考の揺れを実感しながら本の奥へのダイブしたくなるメディアです。── 大濱 朋子

マツコ
マツコ
ほんのれんラジオ、人気ですね~!耳にやさしい女性陣の柔らかい声。けれども、話している内容は[離]を終えたメンバーたちだけに、骨のある内容だったりしますよね。息抜きや知の補充に、ぜひ多くの方に聞いていただきたい番組ですし、記事ですね。大濱さんにPickいただき、うれしい、うれしい☺ ところで、ほんのれんラジオは、「ほんのれん」というプロジェクトから派生したメディアなんですよね。ほんのれんを知りたい方はこちらのウェブをご覧ください~。あ、1月中、いくつかイベントがあるようですね。お知らせしておきましょうか?

 

マツコ’s Plus One!

ほんのれん関連イベント、詳細情報~

 

【参加者募集中】本と問いで対話する!1/22(水)ほんのれんオンライン旬会 第1回 開催します!

 

【本屋でほんのれん】1/27(月)〜ジュンク堂書店池袋本店にて、ほんのれんフェア開催します!!

 

マツコ
マツコ
もうひとつ、くわえちゃいます。マツコの独断で選んだウメコの記事リスト!

 

 

マツコ’s Plus one!?

ほんのれんラジオでも活躍のウメコ。色々なエディスト記事を執筆するエディスト・ライターです。今月はマツコからのおすすめウメコ記事を勝手にクローズアップ!

 

★ちょうど大濱さんも登場した師範鼎談でみせる、深い部分を引き出しているウメコ。

【師範鼎談・前編】世界はそういうふうに出来ている――[離]を終えて手にした世界観とは

【師範鼎談・後編】みんな師範になればいい!――師範だからこそ感じられる生態系

★ISIS co-misson の難しいお話も昇華するウメコ。

【ISIS co-mission INTERVIEW02】武邑光裕さん―ポストYouTube時代、深いものを発信せよ

【ISIS co-mission INTERVIEW01】田中優子学長―イシス編集学校という「別世」で

★佐藤優さん専属か?と思わせるほどの魅力たっぷりに言葉を尽くすウメコ。

【AIDA】佐藤優さん独占インタビューを公開しました

★山根師範への愛があふれる筆力を見せるウメコ。

【追悼】笑顔と緩性の師範:山根尚子さんインタビュー(前編)

【追悼】笑顔と緩性の師範:山根尚子さんインタビュー(後編)

★書き残すことに使命を感じた近大感門之盟ルポなウメコ。

 マンガ界の清水ミチコを目指す?! 田中圭一がモノマネ漫画を描く理由

 松岡校長が筆に託した願いとは 地域支所に書の授与【20周年感門】

★その他、多彩なウメ子記事はこちらからどうぞ

 

  • 2 マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
  •      応援ファンファーレでPick!

     

    元・師範代の母が中学生の息子の編集稽古にじっと耳を澄ませてみた #04――のんびり

  • エディストチーム渦で昨秋からスタートした新連載の一つ。[守]講座を受講している中学生の息子さんの稽古模様を、師範代経験者の親視点で綴ったシリーズです。今回選んだ第4回では、番選ボードレールのお題に取り組むプロセスが描かれています。

    この連載の魅力は、普段は窺い知ることができない、学衆が回答に至るプロセスを垣間見える面白さだけではありません。「親であり師範代」である筆者が、「子どもであり学衆」である息子さんとの関係を編集しつつ繰り広げる対話の妙にあると思います。

    第4回では、自作のPCゲームを作ることができるほどのデジタルネイティブで、「辞書なんてネットで調べられるでしょ」という息子さんへ、筆者が無理強いにならないような絶妙な塩梅で、面白い紙の辞書を一つ・二つと手渡していきます。親の意向を押し付けるのではなく、まず、子どもの関心やふるまいを起点にした上で、次のかける言葉や行動を選んでいく。そんな相互的な振る舞いに、師範代然としたものを感じました。

    守の初受講の時、「同じように対話できる存在がいたら編集稽古がますます充実しただろうな」とうらやましくなりました。卒門の暁に、息子さんの世界がどう広がっているのか、一読者としてこれからも楽しみにしています。 ──上杉 公志

  • マツコ
    マツコ
    お~!きました、元・師範代母の連載!!!こんなふうに親子の葛藤という切り口で編集稽古を観察した連載って、なかったですよね?お子さんが基本コース[守]に参加された方や、親子で一緒に参加された方は昔からいらっしゃったようですが、家庭での編集稽古の様子が、こんなふうに場面として切り出されるのは珍しいことです。と、マツコは思っています。ファミリー・ドラマを見ているようで、でもそこには編集のことがしっかり語られていて、中学生男子の趣味の世界も見えてくる。多重に楽しめる感じがしています。実際に息子さんの教室仲間や師範代は、この連載をどんな風にごらんになっているのかな。そこも気になるマツコです。そしてほんとに、上杉さんがおっしゃるように卒門が楽しみになりますね。ぜひ最後までお題にとりくめるよう、元師範代の母が、きっと伴走してくださることでしょう!
  •  

3 後藤’s 推しキジ! 
      松岡正剛直伝!Pick!

 

<特報>『問いの編集力』刊行記念イベント:初めて語る松岡正剛直伝「五夜読み」

『問いの編集力』刊行記念イベントを、JUSTライター・畑本ヒロノブさんがレポートしてくださいました。
著者・安藤昭子が本を執筆するきっかけとなった「五夜読み」や、セイゴオ流「不足」を立ち上げるコツなど、安藤さんが松岡校長から直伝で手渡された教えを講演のエッセンスとしてまとめています。「不足を立ち上げるコツ」は手帳にメモして何度でも振り返りたいです。内容はぜひ記事をご覧ください。
後藤 由加里

マツコ
マツコ
JUSTライター、畑本ヒロノブさんといえば、新春放談に登場、新年の野望を語ってくださいましたが、早々に2025年の推しキジに登場されました~。後藤さんがメモにして振り返りたいというほどのエッセンスを凝縮した、読者にはめちゃめちゃ役に立つ長編要約。畑本さんが新春放談で、書く腕を上げるならエディスト・ライターだと思ったとおっしゃていました。そんな書くことへの情熱と、編集工学への好奇心とが存分に感じられる良記事でした。

 

マツコ’s Plus one!?

 

★畑本ヒロノブさんをゲストにした新春放談はこちら~

 2025新春放談 其の参 – イシス随一のマエノメリな姿勢が武勇伝をつくる

 

★チーム渦が安藤昭子さんの『問いの編集力』をレビューした記事はこちら~

 『問いの編集力』×3× REVIEWS

 

4 吉村林頭’s 推しキジ! 
      ─ ISISの今Pick!

 

  • ⦿編集用語辞典 19[ISIS(イシス)]

    編集用語辞典も区切りの20回目まであと一回。用語の極め付けとも言える「イシス」を今回は取り上げている。正月の放談にも登場した丸洋子さんが、さまざまな書籍、イベントからの引用を織り交ぜながらやわらかなタペストリーを編み上げてくれている。さて、20回目はどんな編集用語辞典になるか。楽しみに待ちたい。── 吉村 堅樹

マツコ
マツコ
新春放談で、編集用語辞典の執筆秘話をたっぷりと聞かせてくださった丸さんでした。そして丸さんと吉村林頭の、「お題→原稿→指南→原稿」のやりとりが丸さんのエディスト・ライターとしての腕を上げていることも、そこからわかってきました。19番目の「ISIS」。放談で、後藤さんから、校長のことがあってからの原稿だったし心を尽くした離論のようだったというコメントもありましたが、圧巻です。編集用語辞典19、ISIS。今一度、イシスに集うみなさんに読んでいただきたい記事、マツコもおすすめしちゃいます!

 

マツコ’s Plus one!?

 

丸洋子さんが登場した新春放談はこちら~

 

2025新春放談 其の伍 – ひと文字から広がるシソーラスが自由の境地をひらく

 

 

 

以上、2024年12月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。

みなさんのオシは、見つかりましたか?

 

次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!

 

 


 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。