【ほんのれんラジオ:問い3】最近流行りの「哲学対話」ってなんですか?美しきベストセラー『水中の哲学者たち』(永井玲衣)に学ぶ、思考停止から抜け出すメソッド

2025/01/16(木)19:00
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。

 

ほんのれんvol.22の問いは、「問いはどこに隠れてる? 「あたりまえ」を引き剥がす」です。

問うことは、変化の起爆剤にもなりうる。

「どうせ決まりきってるんでしょ」という思考停止から脱け出す方法として、みんなで一緒に問いを考える「哲学対話」という活動が広がっています。

このムーブメントを牽引する研究者の永井玲衣さんによる著書『水中の哲学者たち』を読みながら、問いをもって対話することの可能性を考えてみます。

 

★ほんのれんでも、2025年からオンライン対話イベントを開催します! ※詳しくは記事最下部までスクロールください。

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 「ほんのれん」オンライン旬会 第一回

 1月22日(水)18:30-開催!!

 https://honnoren-shunkai-2501.peatix.com

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ほんのれんラジオで取り上げたテーマと本をめぐって、編集部と一緒に語り合いたい方、ぜひご参加ください!

 

 

最近流行りの「哲学対話」ってなんですか?美しきベストセラー『水中の哲学者たち』(永井玲衣)に学ぶ、思考停止から抜け出すメソッド

 

エピソード

哲学対話に本を加えるとほんのれんラジオ/鷲田清一さん、ほんまなほさんの界隈をうろついていた/ローカルルールに則って/「結局人それぞれだよね、であきらめない」/関わり合いを拒否する壁、飛び越えていく/一番大事なのは、分かり合えることではなく、○○/とんでもない表現?そのもっと奥にある、切実のまなざしに注意したい/どうせ答えがあるんでしょ?というボク=わたしの一部/フランスのカフェで誕生した哲学対話/そういうものだ、という生暖かい絶望に身を委ねない/問いのラディカルなあり方/足元を崩していく兵器/「がしゃん」が聞こえる/対話はディアロゴス/語源を辿ると、ディアレクティック(弁証法)/誰がどんなことを言おうと、発言者は真理に貢献する人/ラジオを聴いてもぞもぞするのも、対話に参加している/いでよ、アンミカイモムシ

 

 

▼「問いはどこに隠れてる? 「あたりまえ」を引き剥がす」を考える

 「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

 

(1)『世界を、こんなふうに見てごらん』日髙敏隆(著)集英社文庫 2013

(2)『水中の哲学者たち』永井玲衣(著)晶文社 2021

(3)『問いの編集力─思考の「はじまり」を探求する』安藤昭子(著)ディスカヴァー・トゥエンティワン 2024 

(4)『問うとはどういうことか─人間的に生きるための思考のレッスン』梶谷真司(著)大和書房 2023

(5)『アブダクション─仮説と発見の論理〈新装版〉』米盛裕二(著)勁草書房 2024 

 

 

 

 

 

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ほんのれんラジオ、noteあります。

旬感ノート画像もご覧になれますので、ぜひフォローしてください。

テーマごとにまとめてありますので、復習にも便利です。

https://note.com/honnoren/

 


 

■【参加者募集中】1月22日(水)開催:第一回「ほんのれんオンライン旬会」を開催します!

 

編集工学研究所と丸善雄松堂が提供する「ほんのれん」では、オンライン旬会を開催します。毎月のテーマに沿って、その場で本やオリジナルテキストを読みながら対話するワークショップです。

 

本に触れたい、思考習慣をつけたい、対話して視野を広げたい、そんな方におすすめです。どなたでもご参加いただけます!イベント詳細やお申し込みは、こちらから。

 

<第一回ほんのれんオンライン旬会:「問いはどこに隠れてる?―「あたりまえ」を引き剥がす」>

◆日時:2025年1月22日(水)18:30-20:00(約90分)

◆実施方法:オンライン(使用プラットフォーム:Zoom) 

◆申込方法 :Peatixページの「チケットを申し込む」よりお申込みください。
◆定員:30名(先着順)

 


■【事前告知】1月27日(月)〜3月23日(日)開催:ジュンク堂書店 池袋本店「ほんのれんフェア」

 

1月27日(月)から3月23日(日)の2か月間、ジュンク堂書店 池袋本店1階にて「ほんのれんフェア」を開催いたします。

 

普段は一般販売していない、「ほんのれん」のオリジナル冊子『ほんのれん旬感ノート』や『百考本カタログ』を展示・販売しますので、ぜひお立ち寄りください。

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。