12/20【DOMMUNE】聴け!! 孤高≒Maverickの響き

2024/12/17(火)23:05
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 イシス編集学校1期生が旗揚げした出版レーベル「字像舎」(命名 松岡正剛)の新刊『いまこそ聴きたい孤高の響き~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』藤枝守/著を題材にしたDOMMUNE12月20日に配信します!

 

 時代の証言者たる作曲家の藤枝守、岡山PEPPERLANDの能勢伊勢雄、音楽学者の柿沼敏江が、DOMMUNEの宇川直宏(ISIS co-mission)を交えて、1980年代〜90年代にかけて〈孤高≒Maverick〉の響きを編み出した実験作曲家たちの精神と魂に斬り込みます。1980年代から現在までの約45年を一挙に駆け抜けながら、遊学の精神が交差する一夜になること間違いなし。波紋のように広がるMaverickな響き、感知してください!! 

 

伊福部昭(左)とテリー・ライリーの対面を見守る藤枝守(神奈川県立音楽堂/1999年)

 

◆本書に登場する17名の作曲家

ジョン・ケージ/ハリー・パーチ/ルー・ハリソン/モートン・フェルドマン/テリー・ライリー/ポーリン・オリヴェロス/デヴィッド・ダン/ロバート・アシュリー/コンロン・ナンカロウ/ピーター・ガーランド/ジョン・ゾーン/ダニエル・レンツ/ハロルド・バッド/フィリップ・グラス/アルヴィン・ルシエ/グレン・ブランカ/ジェームズ・テニー

 

 


DOMMUNE

2024年12月20日(金)21:00ー23:00
https://www.dommune.com/streamings/2024/122002/

 

[出演者]

藤枝 守(作曲家)

能勢伊勢雄(岡山 PEPPERLAND主宰/2期師範代)

柿沼敏江(音楽学者)

中野由紀昌(字像舎/九州支所 九天玄氣組 組長)

MC 宇川直宏(DOMMUNE)

『いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』(
Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DJR7J6Y7?ref_=pe_93986420_775043100

 

  • 中野由紀昌

    編集的先達:石牟礼道子。侠気と九州愛あふれる九天玄氣組組長。組員の信頼は厚く、イシスで最も活気ある支所をつくった。個人事務所として黒ひょうたんがシンボルの「瓢箪座」を設立し、九州遊学を続ける。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。