【ほんのれんラジオ:物語04】家庭や職場のコミュニケーション不全にもアレが効く?経営学者が語る、意外な組織論!異例の大反響本『他者と働く』を読んでみた。

2024/12/15(日)08:47
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。

vol.21の問いは、「なぜ、わかりあえないのか?それぞれの物語を越えて」です。

 

シリーズ4回目は、『他者と働く─「わかりあえなさ」から始める組織論』(宇田川元一・著)を読んで対話します。

会社でもプライベートでも家庭でも、人間関係の悩みや「なんでわかってくれないの?」というモヤモヤは絶えないもの。

あまりにも日常的なこの問題、乗り越える方法がちゃんとあるらしい。そしてなんと「物語(ナラティブ)」が、その鍵を握っているらしい!

昨今、医療の現場でも注目が高まっている「ナラティブ・アプローチ」を、ビジネスの現場に応用する方法を『他者と働く─「わかりあえなさ」から始める組織論』から学びます。

キーワードは「主客逆転」!?

明日から使えそうな方法論。でも実際に活用してみることを考えると、いろんな難しさもありそうな??

 

 

21-4.家庭や職場のコミュニケーション不全にもアレが効く?経営学者が語る、意外な組織論!異例の大反響本『他者と働く』を読んでみた。

 

エピソード

具体的かつ旬な問いに出会うには?/自分の違和感・気づきをアウトプットし続けること/そのわかりあえなさは、大丈夫?ヤバい?/松岡正剛をわかりたいけれども、松岡正剛にわかってほしいわけではない/家事の分担~コンテンツ詰め詰め派 vs ノープラン派 の旅行バトルまで/組織の課題解決、「都合のいい解決策はない」/技術的問題か、適応課題か。この判断に自覚的か?/言葉にしていないホンネは何処に/対話≒新しい関係性を構築すること(法務部 vs 営業部 の例)/対話の4つのプロセス(準備・観察・解釈・介入)/お互いの物語を読み合う際の作法は?/あの人もわたしも、”異国人”。主客が逆転する地点を知る/”部下や上司はなぜ成長しないのか”/『見立て日本』イブツ・イシツ

 

 

▼エディスト記事執筆者のノートを公開します!

ラジオって聞き流すのもいいし、じっくり考えながら聴くのもよきですよね。

ラジオ収録に同席した、本記事執筆者のノートを公開します。ラジオの復習や思考の手すりになれば幸いです!

 

 

 

 

 

▼「なぜ、わかりあえないのか? それぞれの物語を越えて」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

(1)『ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する』ジョナサン・ゴッドシャル(著)月谷真紀(訳)東洋経済新報社 2022
(2)『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子(著)筑摩書房 2017
(3)『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル(著)ビル・モイヤーズ(著)飛田茂雄(訳) 早川書房 2014
(4)『他者と働く ――「わかりあえなさ」から始める組織論』宇田川元一(著)ニューズピックス 2019
(5)『断片的なものの社会学』岸政彦(著)朝日出版社 2016

 

 

 


 

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  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。