12/10(火)開催!岩波新書『昭和問答』出版記念トーク「喪失から創出へ――松岡正剛との対話」

2024/11/25(月)12:00
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田中優子学長の「はじめて」を共にしよう。

「書店でイベントは何度もやりましたが、きちんとしたホールで行うのは初めてなんですよ」

これまで多くの書籍を刊行してきた田中優子学長だが、出版記念イベントをホールで行うのは初だと言う。

 

田中学長の「はじめて」の出版記念トークイベントは2024年12月10日に開催される。先ごろ刊行された岩波新書『昭和問答』の出版を記念したものだ。

 

岩波新書『昭和問答』は、2017年の『日本問答』、2021年の『江戸問答』につづく田中学長と松岡正剛校長の問答シリーズ第三弾として、10月18日に刊行された。残念ながらその完成を待たずに、松岡校長が急逝した。

このトークイベントでは、足掛け3年におよんだ二人の「昭和問答」を映像で振り返りながら、そこから汲み取るべき日本の将来のための考え方や方法論をさらに探っていく。

 

このトークイベントにあたり、田中優子学長からメッセージが届いた。

 

田中学長と松岡校長の二人で何を交わされたのか、見逃さないでいただきたい。

 

 

<岩波新書『昭和問答』出版記念トーク「喪失から創出へ――松岡正剛との対話」>

■語り手:田中優子

■映像出演:松岡正剛

 

■日時:2024年12月10日(火) 18:30~20:30(開場17:30)

■会場:浜離宮朝日ホール・小ホール 東京都中央区築地5-3-2

■入場料:3,000円(税別) 事前申し込み・事前支払いとなります。

 

■主催:株式会社岩波書店+イシス編集学校(株式会社編集工学研究所)

■お問い合わせ:イシス編集学校 学林局 es_event@eel.co.jp

 

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  • 衣笠純子

    編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。