【多読アレゴリア:多読ジムClassic】読書術をアップデート!自分だけのヴァージョン探し

2024/11/09(土)12:00
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多読アレゴリアWEEKスタート!!!!!
12月2日のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望のクラブに絶対入りたいという方はお早めの申込をオススメします!!!!!



 2020年1月に誕生した「多読ジム」。多くの読書愛好家に愛されながら、Season20まで続いたこの歴史あるクラブが、今年11月末で一区切りを迎えます。でも、すぐに次の舞台が待っています。12月からは新しい多読の場、「多読アレゴリア」が登場です!

 

 ところで、「多読アレゴリア」のフライヤー、もうチェックしましたか? 背景に「ネオ・図書街」、そして力強いキャッチコピーが響きます。

 

──「多読クラブ 百家争鳴時代 突入!」──

 

 そう、今まさに水面下で複数のクラブが新たなフィールドに向けて動き出そうとしているんです!

 

 「じゃあ、もう『多読ジム』のトレーニングは受けられないの?」「多読術は学べなくなるの?」と心配する方もご安心を。「多読ジム」は「多読アレゴリア」の一クラブ「多読ジムClassic(通称:タドクラ)」として生まれ変わります。テーマは「読書をもっと自在に!」。

 松岡正剛校長が千夜千冊1793夜『世界制作の方法』でネルソン・グッドマンの言葉を引用しているように、世界は常にリメイクされてきました。「多読ジム」も新しい「バージョン」へと進化を遂げるのです。ここでは、そのリメイクの一端をご紹介します!

 

 「多読ジム」では、松岡正剛の多読術・読相術を学ぶために「ブッククエスト」「エディション読み」「三冊筋プレス」という三つのメインプログラムを用意しています。これらのフレームはそのままに、さらに深掘りできるよう進化しました。編集工学の「BPT」(ベース・プロフィール・ターゲット)に基づき、具体的に説明しましょう。

 

 まず「ブッククエスト」では、課題本リストを「BSEチーム」に依頼。初回テーマは「限定復活松丸本舗の外側で語られていた本たち」という旬な内容です。「わたしの本棚」もエッセイや写真、動画など、好きな表現方法でメディア化できます。「エディション読み」には、テキストから逸脱していく新たな視点も加えていきます。さらに「三冊筋プレス」では本選びのルールに柔軟性を加え、皆さんの「今の旬」に合わせた内容でトレーニングを積んでもらえるよ
うにしました。

 

 また、イシス編集学校でも最大級の一スタジオ30人規模で進行し、隣の読書をリアルタイムに共有できる共読環境も強化。新たな試みが盛りだくさんです。この「タドクラ」では、畑勝之冊師、佐藤裕子冊師とクラブメンバーとともにコンティンジェントな読書法を探り、進化し続けます。

 新しい「多読アレゴリア」で、ぜひ皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!奮ってご参加ください。

 

文:重廣竜之

アイキャッチ画像:多読ジムClassic×山内貴暉


多読アレゴリア 多読ジムClassic
【定員】100名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年11月25日(月)
【受講費】月額11,000円(税込)*リアル開催の座(イベント)は別途会費制

*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
 1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定

お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765


 

 

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群島ククムイ(今福龍太監修):Coming soon

千夜千冊パラダイス:Coming soon

身体多面体茶論:Coming soon

音づれスコア:Coming soon

大河ばっか!:Coming soon

軽井沢別想フロンティア:Coming soon

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。