この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

締切間近! 佐藤優さんの特別講義のオンライン視聴チケットを販売します。
開催日は2024年10月13日(日)。ですが、リアルタイムで視聴できない方もご安心ください。イベント終了後、お申込みいただいた方全員に、期間限定でアーカイブ配信をいたしますので、イベント後にご視聴いただくことが可能です。
今回の講義は、イシス編集学校の読書コース「多読スペシャル第5弾佐藤優篇」の読了式(修了イベント)の一環として開催いたします。多読スペシャルの概要は下記をご覧ください。
【限定30名】「佐藤優を読む」多読スペシャル第5弾
講義はこれまで、オープニングセッション(7/27)、ミッドセッション(8/24)と受講者向けに二度開催されました。
その内容は、多読SPの課題本『J・L・フロマートカ自伝 なぜ私は生きているか』(新教出版社)、『日本国家の神髄 禁書『国体の本義』を読み解く』(扶桑社)、『高畠素之の亡霊 ある国家社会主義者の危険な思想』(新潮社)をはじめ読書や神学、神話や資本論について、佐藤さんと親交の深かったイシス編集学校校長・松岡正剛や編集工学について、最新の政治やインテリジェンスについて、はたまた佐藤さんの愛猫や飼いウニについて、などなど全ジャンルを全方位的に横断し、「これぞ佐藤優!」な語りの名人芸が炸裂。そして三度目の今回、受講者以外に講義が初めて公開されることになったわけですが、いったいどんな話が飛び出すのか! 佐藤優賞は誰の手に?
チケットのご購入は下記URLより。たくさんのご応募をお待ちしております!
Info
https://shop.eel.co.jp/products/detail/772
(進行具合によりお時間延長の可能性がございます)
1)多読ジムスペシャル読了式
2)講義=佐藤優
*お申込み後、zoomのアクセスキーをお送りします。
●お問合せ先:イシス編集学校 学林局 es_event@eel.co.jp
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。