潮目、オドリ、デコトラへ!53[破]”出世魚”教室名発表!【84感門】

2024/09/14(土)22:00
img LISTedit

 イシス編集学校の25年の歴史の中で、守から破へと教室名が”出世”するようになったのは2019年秋開講の43[破]からである。ハレの日に食べる縁起物でもある出世魚。感門之盟というハレの日に、注目を集めるコーナーのひとつでもある。守とはまた違う味わいで53[破]を率いていく師範代の出世した教室名はこちら。

 

◆奥富宏幸 師範代

 東雲シナジー教室 → 潮目ディナジー教室

 

◆新井隆子 師範代

 北方ボタニカル教室 → 触発ボタニカル教室

 

◆青井隼人 師範代

 斜格多義る教室 → ラップ多義る教室

 

◆土田実季 師範代

 イメージ・ダーニング教室 → イメージ・チューナー教室

 

◆織田遼子 師範代

 世界はページ教室 → 世界にダブルページ教室

 

◆内村放 師範代

 カミ・カゲ・イノリ教室 → カミ・カゲ・オドリ教室

 

◆上原悦子 師範代

 アガサ・クリンシティ教室 → アガサ・フィーカ教室

 

◆菅原誠一 師範代

 なんでも軽トラ教室 → なんでもデコトラ教室

 

◆笹本直人 師範代

 頭文字A教室 → 声文字X教室

 

◆大澤実紀 師範代

 埒をあけます教室 → 幕をあけます教室

 

 

教室名が出世魚していくムービーは、ISIS Co-missionメンバーで現”在”美術家である宇川直宏氏がプロンプトを書き、生成AIを使い作成した。

 

「軽トラ」から「デコトラ」へと出世魚した「なんでもデコトラ教室」の菅原誠一師範代。素朴路線でいくつもりだったらしいが、島にもないデコトラにアルス・コンビナトリアも乗せて、破の教室を運転していくに違いない。

 

 

ビジュアルデザイン:穂積晴明

写真:福井千裕

  • 米田奈穂

    編集的先達:穂村弘。滋賀県長浜出身で、伝統芸能を愛する大学図書館司書。教室名の「あやつり近江」は文楽と郷土からとられた。ワークショップの構成力に持ち前の論理構築力を発揮する。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。