【52破開講】わ、もう回答来たーっ!!!

2024/04/22(月)20:32
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感門之盟DAY3から4週間、門を出たら、あっという間に次の門の前に立っているのが編集学校である。


学衆さんは、壁とか崖とかいう言葉にちょっとビビりつつ、でも、文章の型っていろいろあるの? 物語を書くなんて夢があるなあ、エディティングセルフって何だろ、プランニングって編集術なの…? とあれこれ思いを巡らしていたことだろう。

 

その間、出世魚した師範代たちは、レポートを書き、講義映像を見て、課題本を読み、伝習座というイニシエーションを経て、錬破で指南書きの稽古に邁進してきた。仕事や家庭という社会生活も送りつつである。指南を日常に組み込んでいくリハーサルでもあったのだ。この間、誰よりも編集稽古したのは師範代たちだ。

 

本日4月22日の正午に教室が開いた。学衆も登校しはじめている。初回答は15:32に届いた。イーディQ+教室のKさんが、1-01番、5W1H+DOで身近に起こったできごとを書くお題にサラリと取り組んだ。18:06には、魔弓マイスター教室に00番セルフプロフィールお題の回答が届いた。Nさんの校長愛に打たれる。四一・一・二五教室の点呼には、もうインタビュー稽古のためのアポをとったなんていう発言も!
 
52[破]のみなさん、ようこそ! 師範代が大変な準備を笑顔で乗り越えられたのは、みなさんに出会うため。そして厳しいから面白くなる稽古を実現するため。[破]は、たったの16週間、たったの112日、発言しないなんてもったいない。初日の夜は、これからだ。さあ教室へ、さっそく一言しるしてゆこう。

  • 原田淳子

    編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。