この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

編集力チェックとはイシス入門の扉。イシス史上もっともミニマムな編集稽古だ。たった「3分」の回答だけで、あなたの思考パターンや特徴、編集力がわかるというのだ。
この「編集力チェック」に複数の腕利きがいて、複数のお題があることを知っているだろうか? その担い手こそがイシスの三銃士。革命ビーナス・阿曽祐子、豪放師範・角山祥道、飛翔ファイター・紀平尚子、三銃士があなたの稽古を随伴をする。伝家の宝剣「指南」であなたが持つ編集力を射抜く。
明かせば3人とも「編集力チェック」をきっかけにイシスに入門。ライターが本職の角山は、驚きを隠さない。
「編集力チェックで想定外の連想を問われ、思いもよらない指南が届きました。発想やものの見方へのアプローチが想像の遙か上でしたね。自分が閉じたままにしていた扉を開けてくれるんじゃないかという手応えがあり、入門を決めました」
一方、編集とは無縁と考えていた紀平は、編集力チェックで前のめりに。
「コミュニケーション力をあげたいと思い、知人から紹介されたイシスのホームページを覗き、そこで見つけた編集力チェックを受けました。こんな言葉に包まれたいという気持ちになりましたね。途中で挫折するかもしれないけれど、入ってみようと」
阿曽は、エディットツアーを体験後すぐに、編集力チェックを受けた。
「好きなもの3つ答えるお題で、全て動詞で回答したことを師範代からダントツと褒められ、自身にとっての普通の中に自分ならではの方法があることを教えられて驚きました。人に色々なものを隠して生きてきたつもりが、指南を読んで隠せてなかったことに気付かされました(笑)」
編集力チェックからイシスの扉を開き、編集道を貫いてきた3人は今や稽古を向かい入れる立場へ。我こそがあなたの思考のクセを見抜いてやるぞと意気込み、決戦場に立っている。
「好きこそ編集の駆動装置!」(無料)
「空き地 de 編集力チェック」(無料)
「2024春・編集力チェック」(無料)
https://qe.isis.ne.jp/index/taiken001
「編集力」があれば、迫りくるどんな困難だって解決できる。仕事も世界もイキイキし出す。たった3分の稽古で、あなたの編集力をチェックしてはどうだろうか?ナビゲータはイシスの三銃士。華麗なる剣捌きならぬ「指南」で、あなたの隠れていた「編集力」を見つけてしんぜよう。
実は、阿曽、角山、紀平の3名は、新しく学ぶ皆さんを迎える、53[守]基本コースの指導陣の一員だ。53[守]では剣を鞘に収め、編集世界で一緒に戯れてくれることだろう。
構成・文/紀平尚子(53[守]師範)
アイキャッチ/角山祥道(53[守]師範)
★第53期[守]基本コース
稽古期間:2024年5月13日(月)~2024年8月25日(日)
申込はこちら
イシス編集学校 [守]チーム
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
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2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。