大椿事まであと7日 ◎シン・お笑い大惨寺

2023/12/18(月)12:00
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すでにこっそり遊び始めた人もいる「シン・お笑い大惨寺」。テスト出題000番、0000番、00000番に、酔狂な、もとい編集的関心の高い人たちがほうぼうから集い、声をあげ始めております。
そんな中、出武将より、「シン・お笑い大惨寺 運営大綱」が高らかに宣言されました。

電子大喜利+アドブロールプレイによるカーニバルファンタジー、これぞ「シン・お笑い大惨寺」じゃ。12月25日より本運用が開始されることはもう、知っておるな? これが「運営大綱」じゃ!(出武将)

シン・お笑い大惨寺 運営大綱】

一、大惨寺は実在する。しかしどこにもない。
一、大入道2000は実在する。在処は敢えて語られない。
一、運用モットーは「絶妙な不備・不足・不親切」である。
一、わかりやすい「わかりにくさ」に徹する。
一、「誰もが知っている過去」をねつ造する。
一、だめになっても、ためにならないこと。
一、当寺の興行は現実世界への「編集的謀叛」である。
一、以上の事にとらわれない。明日の予定なんか忘れろ。

わかったようでわからない「運営大綱」ですが、にもかかわらず、これぞ珍事、大椿事。すでにテスト出題には、稽古中の[守][破]の学衆&師範代も駆けつけ、大賑わいです。
中でもキラッと光っていたのはこれ。<川柳 折句附『い・ろ・は』>というお題に対し、「イメージは ロックンロール 初しなん」(湯華)。初指南の「いくぜ」感を川柳にしちゃってます(全師範代が激しく同意)。
座布団1枚はこれ。「犬の名に ロサンゼルスが 囃し立て」(帆立杯)。世相のデコピンをすかさず絡めるとは、これぞ川柳の鑑。
え? お前はどんな川柳を詠んだって? 「泉里香 六角精児 濱田岳」。えー、おあとがよろしいようで。(筆武将)
  • 角山祥道

    編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。