【弾ける読書体験!】12/12(火)19時30分~ 共読online目次読書ワークショップ開催!

2023/11/26(日)09:00
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 師走が近づき、年賀状の作成や、忘年会の予約などで慌ただしい雰囲気を纏い始めた11月下旬。冬の味覚の1つであるベニズワイガニ漁が新潟で最盛期となり、12月の食前は彩り豊かになりそうだ。

 年末年始の休暇中読書も食事のよう緩やかなカマエを持ちつつ、冷蔵庫っぽい本棚にある積読本をドンドン温めて食べてゆきたい。しかしながら、いざ冬休みを終えてみると1冊も読めていないという事態になった覚えはないだろうか。せっかく買った本を休日期間中にたくさん消化して身体知にしたいあなたにイシス編集学校の共読onlineをおススメする。Zoomを使ったワークショップを通じて1冊の書物をたった60分間で読む目次読書法が伝授され、濃密な読書を実践できるのだ。

 

 次回の開催日時は来月12月12日の19時30分スタート。今回のナビゲーターは編集学校における方法読書の伝道師「冊師」を務める重廣竜之。多読ジムseason16秋では【スタジオ∵ファジー】を受け持ち、応用コース[破]の師範代登板数4回を誇る超ベテランの初心冊師だ。スタジオ受講者「読衆」からの回答に含まれる編集プロセスや背景となる情報をリバースエンジニアリング(解読)する。その後、アタマの中にある既存の境界を曖昧に、柔軟にして分類し直して新しい対角線を引くようなアドバイスを行っている。テキストから立体的に情報を視る方法の型や編集術に基づくコメントも時折差し込まれ、読衆たちは冬の寒気にマケズ、暖かな気分で書物を通じたトレーニングを進めながら読書筋を増量中だ。

 ワークショップでは60分プラス15分のロスタイムで重廣のナビによる参加者全体の振り返りが行われる予定。新しい見方を共有することで20冊分読んだかのような気分となり、もっとたくさんの本と交際したくなるだろう。書物に恋焦がれたときの処方箋も質問できるお得な時間を過ごせること間違いなし。

 

 共読onlineでの方法読書に興味をもったみなさまのご参加をお待ちしております。

 


 

■日時:2023年12月12日(火)PM 19:30-20:30  集合 PM 19:20

■費用:1000円(税抜き)

■会場:ZOOM開催 ※お申込み後にご案内いたします。

■人数:30名様まで

■対象:どなたでもご参加いただけます

■ナビゲーター:イシス編集学校 師範代・重廣竜之

■内容:一冊の新書や文庫を持ち込み、ワークショップ形式で方法的な読書を体験いただきます。

■締切:12月9日(土)

 

■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/618

  • 畑本ヒロノブ

    編集的先達:エドワード・ワディ・サイード。あらゆるイシスのイベントやブックフェアに出張先からも現れる次世代編集ロボ畑本。モンスターになりたい、博覧強記になりたいと公言して、自らの編集機械のメンテナンスに日々余念がない。電機業界から建設業界へ転身した土木系エンジニア。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。