感門団Zoomチームの快人たちの暗躍レポート【82感門】

2023/09/17(日)17:07
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 18年ぶり6回目のリーグ優勝を果たした阪神タイガースの快挙に沸く関西。日本を揺るがす熱気源は関東にもあった。9月16日、17日に世田谷区豪徳寺の編集工学研究所で行われている、互いの学びを寿ぐ場・感門之盟である。オンラインとオフラインのハイブリッド開催で、各種講座の受講者やOB・OGたち約500名もの登録者たちが参加しているのだ。オンライン参加が使うツールはZoom。参加者たちがスムーズに視聴できるように裏側で支える快人たちがいた。リーダー・齋藤率いる感門団Zoomチームである。

 

 入室した参加者は自身の名前の前に教室名やロールを付けるルールがあり、変更を忘れたままの学衆がいればZoomチームの原田と河村が相互でリストを確認しながら素早く変更を行う。一旦Zoomを再入室しても韋駄天のように軽やかに変更する。

 

 

 

 師範代から学衆への卒業の証を手渡すイベント・学衆讃証はブレイクアウトルームを使って別室で行われる。ブレイクアウトルーム割当の編集は西Bと畑本が行った。アフォーダンスたっぷりな【すべてのルームを開く】という青色ボタンを仮に押してしまうと、プログラム途中でもブレイクアウトルームのシステムが始動して、参加者たちの混乱を巻き起こす。とっても危険なボタンにマウスのカーソルが触れないように注意しながらルーム設定を行い、今日も無事に全員を格別の場へと導くことができていた。

 

 

 

 感門之盟が終わった後も、快人たちにはタスクが残っている。Zoom上のチャット機能の記録を感門之盟専用サイトにアップする今日の担当は新井だ。事情編集が上手くいかず、視聴できない場合でも、今夜配信されるログを読めば感門之盟の炎熱の余韻を味わうことができるのだ。

  • 畑本ヒロノブ

    編集的先達:エドワード・ワディ・サイード。あらゆるイシスのイベントやブックフェアに出張先からも現れる次世代編集ロボ畑本。モンスターになりたい、博覧強記になりたいと公言して、自らの編集機械のメンテナンスに日々余念がない。電機業界から建設業界へ転身した土木系エンジニア。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。