不足でますます加速する:小林奈緒司会メッセージ【82感門】

2023/09/16(土)16:16
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エディット・デモンストレーションを掲げた82感門之盟 Day1の司会に抜擢された小林奈緒師範代。学衆時代は、物語講座と並行して多読ジムを受講。お題を全回答するというモンスターっぷりを発揮。花伝所の師である福澤美穂子師範は「指南バッチリ、しゃべってよし」と太鼓判を押す疾風怒濤の編集力の持ち主だ。
 
そのスピード感のある編集力の秘訣を問われ、小林は「不足にこそコツがある」と語った。子供を寝かしつけたあと、22時からはシンデレラタイム。わずかな時間が推進剤。母から師範代に着替え、エディットカフェの舞台で野獣な学衆とステップを踏み、美女は丁寧に指南をくりだす。加速のシンデレラは感門之盟の語り部として、どのようなモンスターを引き出すのか、固唾をのんで見守りたい。

 

 
ちょっとへんを引き出したいと、美容師と一緒にヘアスタイルをエディット。ポニーテールをアレンジした。ピアスはビンテージのスワロフスキー、サクマドロップな形に幼な心を見た。
 
ネックレスもビンテージのスワロフスキー。ビンテージに惹かれるという言葉に、物語愛を感じる。
 
  • 西宮・B・牧人

    編集的先達:エルヴィン・シュレーディンガー。アキバでの失恋をきっかけにイシスに入門した、コンピュータ・エンジニアにして、フラメンコ・ギタリスト。稽古の最中になぜかビーバーを自らのトーテムにすることを決意して、ミドルネーム「B」を名乗る。最近は脱コンビニ人間を志し、8kgのダイエットに成功。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。