この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

松岡正剛、大澤真幸、田中優子、佐藤優、武邑光裕、村井純、山本貴光、吉川浩満、ヤマザキマリ…。
イシス編集学校が世界に誇るドリームゲストたちの出演するスペシャルイベントのアーカイヴ動画が絶賛発売中です!
【『情報の歴史21』を読む】
「『情報の歴史21』を読む」イベントシリーズは、山本貴光さん、大澤真幸さん、田中優子さん、武邑光裕さん、村井純さん、佐藤優さん、ヤマザキマリさんを毎回ゲストにお招きして開催しました。全7回の映像を、スペシャルパッケージでご用意させていただきました。各回の見どころはこちらの記事からご覧ください。
●-出演者:
第一回 山本貴光さん
第二回 大澤真幸さん
第三回 田中優子さん
第四回 武邑光裕さん
第五回 村井純さん
第六回 佐藤優さん
第七回 ヤマザキマリさん
●-価格:税込11,000円
●-お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/497
【基本コース[守]特別講義「編集宣言」】
イシス編集学校では、基本コース[守]第50期から各界著名人がこれからの編集社会を語るイベント「宣言編集」を開催しています。50期には田中優子さん、51期には大澤真幸さんが登壇しました。
▼イシス編集学校第50期[守]特別講義「田中優子の編集宣言」(2023/1/15開催)
●-価格:税込3,850円
●-お申し込み:https://shop.eel .co.jp/products/detail/516
▼イシス編集学校第51期[守]特別講義「大澤真幸の編集宣言」(2023/7/2開催)
●-価格:税込3,850円
●-お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/565
【AIDAオープン2023】
次世代リーダーに必須の編集力を鍛えるリベラルアーツ・プログラム「Hyper-Editing Platform [AIDA]」(覚悟:松岡正剛) シーズン4開講に先立ち、[AIDA]を体験できるイベント「AIDA OP」 (アイダオープン)」を8月8日(火)に開催しました。イベント概要はこちらの記事からご覧ください。
●–出演者:
AIDAボード 田中優子、武邑光裕、村井純、大澤真幸
AIDA モニタリング松岡正剛
●-価格:税込3,300円
●-お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail /589
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。