この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

「こどももおとなも本気で遊ぶ」をコンセプトに開催してきたエディッツの会、2023年夏のテーマは「文字」です。
生まれたばかりの子どもは字を知りません。
環境の中で、字というものになじんでいきます。
幼児期の「読めるうれしさ」「書ける喜び」から始まる字の習得も、書き取りの宿題などだけが学びのチャンネルになってしまうと、「がんばるもの」になりがちです。
そんなときは、ちょっと寄り道して、字を「勉強」から解放する「字遊(じゆう)時間」をとってみませんか。
<文字が世界を憶えている>
『白川静 漢字の世界観』(松岡正剛)
イシス編集学校師範代が日常に挟んでいる遊びを、紙や色鉛筆やペンを使うワーク形式でワイワイガヤガヤやってみます。
ぜんぜん、むずかしくないです!
オンライン開催。子どもだけの参加、親子での参加、大人のみの参加、いずれもOKです。
☆ 2023夏のエディッツの会・開催要項 ☆
●日時
7月16日(日)
10:00~11:30 ワークショップ
11:30~12:00 おとなアフタートーク(希望者のみ)
*オンライン開催です。
(Zoomを使用します。大きな画面推奨。参加URLはお申込みのみなさまにメールでお知らせします。)
*お子さんは画面の前にずっといなくても問題ありません。
他の遊びをしたり、行ったり来たりしながら参加してください。
●参加費
子どもプランニングフィールドの方:無料
一般の方:1,100円
*どなたでもご参加いただけます。
親子でのご参加も、大人のみでのご参加も歓迎です。
●内容
ワークショップ
◎絵あそび「イメージしりとり」
◎ 「文字の素」のお話-白川静にまなぶ
◎「字遊」な文字づくり
アフタートーク
◎漢字を使ったカードゲーム紹介
◎字の学習についての交し合い
などなど。予定は変更になることがあります
ワークでは、ナビゲーターがお題を出します。
紙に書いたり、マイクで話したり、チャットに書き込んだりして、ワークショップが進みます。
ちょっと苦手なお題はパスしてオーケーです。
●対象
お絵描きができる子どもから大人まで。
▶︎お申し込みは こちら からどうぞ。(7月14日〆切)
◆子ども編集学校プロジェクトサイト
https://es.isis.ne.jp/news/project/2757
◇(随時更新中)フェイスブックページ
https://www.facebook.com/kodomo.edit
◆子どもフィールド、子どもプランニングフィールドへのご参加はこちら
◆お問合せ:kodomo@eel.co.jp
イベントや子どもフィールドに興味がある方は、お問い合わせください。
活動主体:イシス子ども支局
神尾美由紀、長島順子、景山卓也、上原悦子、得原藍、浦澤美穂、吉野陽子、松井路代、石井梨香、野村英司
学林局長 佐々木千佳
イドバタ瓦版組
「イシス子どもフィールド」のメディア部。「イドバタイムズ」でイシスの方法を発信する。内容は「エディッツの会」をはじめとした企画の広報及びレポート。ネーミングの由来は、フィールド内のイドバタ(井戸端)で企画が生まれるのを見た松岡正剛校長が「イドバタイジング」と命名したことによる。
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。