P1グランプリ迫る! 審査員発表!

2023/03/17(金)14:02
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3月19日、感門之盟「律走エディトリアリティ」の2日目に開催される49破P1グランプリ。出場する3教室は、フィギュアをテーマにした「ちちろ夕然教室」、はさみをテーマにした「まんなか有事教室」、そしてほうきをテーマにした「ヤマネコでいく教室」である。

 

出場決定以来、3教室は、昼間はラウンジでのテキストでの打ち合わせ、夜はzoomで画面越しに顔を突き合わせて打ち合わせでプランに磨きをかけている。日に夜を継いで、夜に日を継ぐ。文字どおり寸暇を惜しんで来週のプレゼンテーションへ爆走中だ。

 

その3教室に、当日の審査員3人の名前がついに、明かされた。

 

ひとりめは平野しのぶさん。

38守入門、42守42破「発酵エピクロス教室」師範代にして、MBAホルダーで世界を股にかけるアセットマネージャー。その活躍ぶりはこちらの遊刊エディスト記事でみることができる。

【イシスの推しメン/16人目】不動産投資と編集術の意外な関係?!世界と渡りあうアセットマネージャー平野しのぶは、なぜ「日本語」にこだわるのか

 

ふたりめは、山田細香さん。

37守入門、41守41破「B面方眼教室」師範代。一級建築士の資格を持ち、建築デザインの仕事から構造設計へと転じた細身の細香。昨年末の多読ジムスペシャルでは憧れの村田沙耶香に果敢に挑み、「村田沙耶香賞」に輝いたことも、記憶に新しいところ。

【イシスの推しメンSP/17人目】一級建築士・山田細香は、なぜ震災を機にイシス編集学校を選んだのか

【速報!】村田沙耶香賞発表 多読SP

 

そしてもうお一方、ゲスト審査員はなんと、デザイナーの松田行正さん。

デザインをデザインをとおして語っていく手法には松岡校長も以前から注目。今年1月の「ハイパーエディティングプラットフォームAIDAシーズン3」第4講では、「日本語としるしAIDA」というシーズンタイトルに即して、日本語というデザインという方法で、日本にぐいぐいと切り込んだ。

其処彼処に「間」が立ち現れる AIDA Season3 第4講

見ることばとしての日本語 AIDA Season3 第4講 10shot


この3人からどんな評価の言葉が飛び出すか。オーディエンスが決まり、プレゼンに臨む3教室にも、最後の最後に、新たな編集視座が入ってきた。P1の舞台は、感門之盟2日目、3月19日(日)午後の予定。

  • 中村羯磨

    編集的先達:司馬遼太郎。破師範、評匠として、ハイパープランニングのお題改編に尽力。その博学と編集知、現場と組織双方のマネジメント経験を活かし、講
    座のディレクションも手がける。学生時代は芝居に熱中、50代は手習のピアノに夢中。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。