【太田出版×多読ジム】お盆だよ! それチンDONDEN祭(前夜祭)

2022/08/07(日)10:00
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企画第一弾のコラボ出版社は太田出版! お題本は「それチン」こと、阿部洋一のマンガ『それはただの先輩のチンコ』!

昨季Season10・春、多読ジムでは、出版社とコラボする新企画「”版元コラボ”エディストチャレンジ」がスタートしました。

https://edist.isis.ne.jp/just/tadoku_ohtabooks/

エディストチャレンジのエントリーメンバーは、石黒好美、植村真也、大沼友紀、佐藤裕子、鹿間朋子、高宮光江、畑本浩伸、原田淳子、細田陽子、米川青馬の総勢10名。「それチン」をキーブックに、マンガ・新書・文庫の三冊の本をつないでエッセイを書く「DONDEN読み」に挑戦しました。

さらに「遊刊エディスト」の守護神・堀江純一も緊急参戦し、「帰ってきたマンガのスコア」を特別寄稿。ここに、「それチンDONDEN祭」と題して、多読読衆+堀江の最強イレブンが「それチン」と繰り広げた死闘激闘のエッセイ11本をあますことなくお伝えいたします。

 

と言っても、お祭り本番は明日から。この前夜祭では「DONDEN読み」要約版をドカンとドカンと10発打ち上げます。メンバーの顔ぶれ、タイトルと三冊の組み合わせ、要約の書きっぷりを予告篇としてお楽しみください。

「それチン」が相手だけに濃いし、恋し、「なんでも来い!」な雰囲気ぷんぷんです。むんむんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。