緊急続報!奴の新教室名はまさかのあの曲

2019/10/11(金)21:16
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 ♪あんさんの頭を編集工学にしてしまいますえ。
 新教室名をもらった彼女の腹づもりは決まっただろう。彼女とはもちろん、10月1日の速報「土壇場の新師範代!奴が[破]に帰ってきた」でも伝えた、福田容子師範代である。
 
 校長から新たに名づけられた教室名は「比叡おろし教室」。知るひとぞ知る松岡正剛作詞作曲の『比叡おろし』からとられた。福田は京都在住のプロのエディター兼ライター。比叡おろしが吹き下ろすトポスにも関係あるだろうが、7離で典離を受賞したときに校長から贈られた「緋詠」の文字にも肖り、編集工学の頂からラディカルな風を吹かせてほしいという校長の思いがこもったネーミングになった。
 
 新教室名を聞いた福田は「ひ、ひえ~~~~っ」とお約束に即応しつつ、比良八荒を超える加速で向かう覚悟を決めたようだ。
 
 風は山から降りてくる
 編集工学のかごをかかえて
 はるか離の火元からやってきたそうな
 うちは「比叡おろし」ですねん
 
 週明け10月14日からはじまる[破]に新たな風が吹きあれるのは間違いなさそうだ。
  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。