開講迫る![破]、錬破スタート

2019/10/01(火)16:12
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 [守]の師範代から[破]の師範代へ。9月30日、午前0時をまわり、第43期[破]各チームラウンジで開講前の指南シミュレーションがスタートした。


 錬破は開講前のリハーサルである。師範代は、本番さながらに出題、回答、指南。師範からは、さらに指導、フィードバック、再指南…とスレッドがつらなる。破師範代は、開講後すぐに取り組むことになる文体編集術の7つのお題を研究し、指南の勘所をつかみ、2週間後の開講を目指す。


 先日まで守の師範代だったのを、短期間で[破]に着替えられるのも、[守]の指南をまっとうした自信があるからだろう。

 受容し、方法を取りだし、不足を問いで伝えるという指南の型が身についていれば、お題がかわっても応用自在である。師範代2人に師範が1人つき、不足に敢然と切り込む[破]の指南を伝える。短期集中で厳しく方法の錬磨を行い、師範代は43[破]の舞台に立つ。

 

[破]開講は10月14日(月祝)。募集定員は残り5名ほど。

https://es.isis.ne.jp/course/ha

  • 原田淳子

    編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。